【周年】SIGHTS KYOTOが3周年を迎えました

25/4/21 3:00
皆様のお陰で、2025年4月21日でSIGHTS KYOTOは3周年を迎えることができました。
日々の変化の中で今の形にたどり着けたのは、温かく心あるご支援でこの場所を育ててくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
以下に、代表・西澤より、周年恒例のTOPメッセージをお届けいたします。
3年間で築き上げてきたもの、みなさまとの素晴らしいご縁、観光の会社として京都で果たすべき役割、
そしてなによりも、SIGHTS KYOTOの明るい未来について等身大の想いを綴っております。
良ければご一読くださいませ。そしてこれからもSIGHTS KYOTOをどうぞよろしくお願い致します。
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SIGHTS KYOTO をオープンして、早3年。
KYOMACHIYA-SUITE RIKYUという一棟貸しの宿泊施設をオープンしてからは9年が経った。
RIKYUだけを経営しながら「商売はうまくいっていても、人との関係性を失くしている。貸切の高級宿という空間で少しよそいきの接客をするだけでは、自分たちらしさを出し切れていない。」という気持ちを抱えていた。
次の一歩としてSIGHTS KYOTO をつくったら、”人との関係性”という豊かさを得られるんじゃないか。そう考えて、ほとんどゼロといっても過言ではない状態でスタートしたSIGHTS KYOTO は、今ではたくさんの人たちが行き交い、交流する場となった。
SIGHTS KYOTO をオープンしていなければ出会うことができなかった人たちと、深い関係性が築けたことを本当にありがたく思う。SIGHTS KYOTO に集う人たち、応援してくれる人たちのおかげで、僕の人生はとても豊かになった。この感謝と恩を皆さんにこれから還していくことが自分たちの使命だと感じている。
「地域の人々と旅行者がコの字型のバーカウンターで一期一会の時を共有し、僕たちが喋らなくても勝手に地元の人が旅行者に観光案内をしている…そんな景色が見られたら。そんな景色があたりまえになったら。」そう願って、この空間を皆でつくってきた。
嬉しいことにオープン1年目からそういう景色があたりまえになり、それを見るたび僕は心の中で感動していた。この景色がもっと広がれば、この街は必ず世界一のデスティネーションになれる。
スタッフやお客様、皆さんのおかげで、まず一歩目は実現できたと思う。
地元の人が旅行者に観光案内をしている…それは「なんかついついもてなしちゃった!」ということなんだと思う。気づけばスタッフ側になり、京都を、SIGHTSを愛するひとりの人間として、ここを訪れる人を一緒に出迎えている。「旅行者はもう来なくていい。」と言い放ち、注意や警告だけをする…それが京都らしさだと僕は思っていない。
初めて来た場所なのに「ようこそ!」って皆さんに出迎えてもらえた来訪者は、もっと京都のことが好きになるだろう。
2年目から小出しには発信していたが、実はSIGHTS KYOTOには “SIGHTS HOTEL 準備室” という裏テーマがある。この3年間ここでいろんな景色を見ながら、僕たちがホテルで実現したいこともわかってきた。
「世界一のホテルをつくりたい」というのは、「ただかっこいいホテル」を自己満でつくりたいというわけではない。
SIGHTSを入口として、京都のおもしろく楽しい人たちと出会ってもらう。京都の外からやってきた人たちを、その場にいる人たち皆で案内していく。旅行に限らず、ビジネスにおいてもSIGHTSがこの役割を担えるんじゃないか、と3年目に気づいた。多様な人々の交流を創造することが、観光業の仕事だ。
その意思表示として、3周年を迎えるSIGHTS は-LOBBY LOUNGE OF KYOTO-をコンセプトに掲げた。
京都という街における「ロビーラウンジ」の役割は僕たちに任せてくれ!と気合十分だ。
JTB時代もRIKYU をオープンしたときも、ホテルの顔は「客室」だと思っていた。
どこに泊まるかは客室の写真で決める。部屋食で客室露天風呂がある、そんな施設が人気だった。
でもそれって、本当に自分たちのやりたいホテルなのか。
SIGHTS KYOTOをオープンしてからも3年間迷い続けていたけれど、ようやく「僕のつくりたいホテルは、ここにいる皆さんを豊かにするためのホテルだ」と気づいた。
旅行者だけが出入りする、ただ泊まる施設ではない。
今のSIGHTS KYOTOのように、ふらっと飲みにきてくれる、あるいは仕事をしにきてくれるコワーキングスペースの会員さんや利用者の皆さん。僕たちと打ち合わせをしたり、納品にきてくれたりする取引先や関係者の皆さん。いつもSIGHTS KYOTO、そして僕たちに関わってくれている大切なステークホルダーの皆さんが行き交い、京都の外からやってくる人たちとも交流することで、楽しさや学び・気づきが得られ、皆さんの人生が豊かになっていく。
「京都にSIGHTSがあったから、よかった。」と皆さんに思ってもらえる日が来たら、それ以上に幸せなことはない。
SIGHTS HOTELの顔は「客室」ではなく、きっと「ロビーラウンジ」だ。
僕が観光業を通して大事にしたい、幸せにしたい人たちはここにいる皆さんだ。
そんな人たちが行き交う「ロビーラウンジ」の景色こそ、
僕が見たかったものなのだと今確信している。
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4年目のSIGHTS KYOTOも、まさに京都のロビーラウンジとして、
様々な人が行き交う結節点という役割を果たせるよう精進して参りますので
引き続き何卒よろしくお願い致します。
皆様のお陰で、2025年4月21日でSIGHTS KYOTOは3周年を迎えることができました。
日々の変化の中で今の形にたどり着けたのは、温かく心あるご支援でこの場所を育ててくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
以下に、代表・西澤より、周年恒例のTOPメッセージをお届けいたします。
【周年】SIGHTS KYOTOが3周年を迎えました